株式会社フジクラ

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R&D

研究開発方針

研究開発方針

“つなぐ”テクノロジーの未来へ

進化が加速するフジクラのR&D

電線・ケーブルの製造販売で130年を超える歴史を持つフジクラは、電力線路システムと通信線路システムの領域に確固たる技術基盤を確立してきました。情報通信の分野では、1980年代に電線に代わって主流となった光ファイバとその周辺製品の研究開発において常に最先端の技術を開拓し、世界のトップレベルの技術を維持してきました。こうした電線や光ファイバ関連の技術を電子デバイス製品や自動車電装製品に水平展開して、情報通信、エレクトロニクス、エネルギーの分野で高い付加価値を創出するテクノロジー・プラットフォームを構築しています。
フジクラでは、これまで研究開発を主導してきた先端技術総合研究所を再編成し、確立されたテクノロジー・プラットフォームをベースに“つなぐ”テクノロジーをより進化させる取り組みを加速しています。

テクノロジー・プラットフォームを基盤とした研究開発

スマートフォンの普及や動画コンテンツの増加により、2021年のデータトラフィック量は2016年の3倍規模に拡大すると予測されています。
光応用技術 R&D センターでは、光通信ネットワークの高度化に向けて、長距離伝送においても通信品質を損なわない極低損失光ファイバの実用化に取り組んでいます。大容量化に向けたソリューションとしては、多数の光ファイバを細径で高密度に収容した「SWR®/WTC® 型光ケーブル」をこれまでに製品化していますが、さらなる伝送容量の増加に対応するために、一本の光ファイバガラスの中に最大19個のコアを配置した「マルチコア光ファイバ」の実用化に取り組んでいます。
フジクラでは、通信用の光ファイバで培った幅広い光関連技術を結集して産業機器用に高出力ファイバレーザを開発しています。ファイバレーザは、金属の切断や溶接などの加工に用いられます。既に光出力12kWのマルチモード・ファイバレーザを製品化していますが、出射光ビームを細く絞って高精度・高品質な加工を高速で行うことのできるシングルモード・ファイバレーザの研究開発も進めています。
電子応用技術 R&D センターでは、新世代のモバイル通信システムとして期待される第5世代移動通信システム(5G)に対応したミリ波通信モジュールや石英基板を用いた低損失受動部品など、無線伝送の広帯域化に向けた研究開発を進めています。また、当社が開発した色素増感太陽電池※1を電源として搭載したエネルギー・ハーベスティング型センサ無線システム※2も実証実験が進んでいます。さらに、液体窒素温度で超電導を実現するレアアース系高温超電導線の研究開発も医療用MRIや超電導モータへの適用を目指して研究開発が進んでいます。
自動車電装開発センターでは、2018年度にフランクフルトに設立したFujikura Technology Europe GmbHと連携して、電動化が進む自動車の高電圧ワイヤハーネスや充電用部品、高速車載イーサネット、バッテリー配線システムなどの研究開発を推進しています。
※1 色素増感太陽電池:室内光でも高効率で発電できるIoT機器。
※2 エネルギー・ハーベスティング型センサ無線システム:色素増感太陽電池を内蔵し、電池レス・配線レスでセンサデータを無線で収集することができるシステム。

“つなぐ”テクノロジーで社会の課題を解決する

産業、社会インフラ、生活のあらゆる領域でデジタル・トランスフォーメーションが進展する中で、フジクラの“つなぐ”テクノロジーにも、“ICTテクノロジーを活用して人と情報をより密接につなげていく”という新たな視点で、蓄積されたコア技術を捉え直していくことが必要になっています。フジクラでは今、外部の研究機関とグローバルにコラボレーションし、オープンイノベーションを通じて新たな価値を創出する研究開発の仕組みを模索しています。

コーポレートR&D部門統括 専務取締役  和田 朗

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